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アニサキスによる食中毒の現状と課題(2024年2月12日)

SFSS理事小暮 実 【食中毒の発生状況】 過去10年間の食中毒発生状況を表1に示しました。前半は、事件数約1,000件、患者数約2万人で推移していますが、新型コロナが蔓延した2020年以降は、飲食店などの営業自粛などにより、大幅に事件数と...
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食と免疫・アレルギーの関係解明と応用(2024年2月12日)

東京大学大学院農学生命科学研究科・附属食の安全研究センター八村敏志  免疫系は、私たちの体を病原体感染から守るしくみであるが、腸管はそもそも「内なる外」として外界につながっており、病原体の脅威にさらされるだけではなく、私たちが日々摂取する食...
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水を介したカンピロバクター症:鶏肉以外のリスクについて考える(2024年2月12日)

地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所中村 寛海  カンピロバクター食中毒は、国内で発生する細菌性食中毒の中で20年以上にわたり事件数が最も多い。2012年に生食用牛レバーの提供が禁止されたことを受け2013年に事件数、患者数がともに減少...
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食品衛生の国際舞台から現場まで~故・豊福肇氏を偲んで(2023年12月15日)

SFSS理事野田 衛 「はじめ」に 食品安全に多大な貢献をされた豊福肇氏が2023年9月21日旅立たれました(享年63歳)。謹んで、豊福氏のご冥福をお祈りいたします。豊福氏は、現場を知り、世界標準で食の安全を考えることができる、数少ない研究...
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トリチウムの生体影響について:科学的な視点から(2023年12月15日)

茨城大学大学院理工学研究科田内 広  2023年8月末、福島第一原子力発電所からの「ALPS処理水(トリチウム以外の放射性物質を規制レベル以下まで除去した水)」の海洋放出が開始された。2回目の放出が行われた時点で、放出口の近接エリアで10ベ...
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細菌性食中毒発生をリスコミで減らすには(2023年12月15日)

国立医薬品食品衛生研究所岡田 由美子  多くの食品は無菌ではない。「発育しうる微生物がいない」ことが規格基準となっている食品は、いわゆるレトルト食品や液状ミルク(いずれも未開封の製品)等、一部の食品のみである。生の肉や魚に細菌が付着している...
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SFSS主催フォーラムのこれまでの経緯(2023年10月26日)

SFSS副理事長阿紀雅敏  SFSSは年2回の食の安全と安心フォーラムと年4回の食のリスクコミュニケーションフォーラムを開催しております。前者は隔年で食中毒・微生物管理と食物アレルギーに関するテーマを取り上げています。これら年6回のフォーラ...
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「食の安全と安心通信」第50号を迎えて(2023年10月26日)

特定非営利活動法人食の安全と安心を科学する会(SFSS)理事長 山﨑 毅 Takeshi Yamasaki, DVM, Ph.D.  NPO法人食の安全と安心を科学する会(SFSS:NPO, the Science of Food Safe...
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諸外国における”食品安全法規制”について(2023年5月20日)

三井物産株式会社 流通事業本部 戦略企画室 シニア品質保証戦略コーディネーター 荻原定彦  食品輸入に関する各国HPが充実する中、食品輸出の各論は農林水産省のHP(※1)や委託事業(例えば※2)にお任せするとして、輸出入リスクを回避するため...
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FAOが突きつける食環境の危機シナリオ(2023年5月20日)

ニューラルCEO/信州大学特任教授 夫馬賢治  「食の安全」には2種類ある。食べても安全な食品かに関する「食品の安全(Food Safety)」と、私たちが生きるためには必要な食料が手に入るかに関する「食料安全保障(Food Securit...
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