発起人・理事長あいさつ

私たちは食の安全と安心を科学的中立的に支援します。

食の安全は、食物の獲得と並び、昔から人々にとって大きな関心事でした。我が国ではこの半世紀間、高度成長を経て国民の生活レベルも向上し、食べものが潤沢に手に入るにしたがい、食の安全に対する関心と要望も高まってきました。

この間、豊かな食生活への希求に応え、食品供給に関わる技術も飛躍的に発展しましたが、それはまた、大規模食中毒の発生や、新たな有害化学物質や病原体の登場を招くこととなり、食の安全に対する脅威と不安を、時には過剰なまでに生み出してきました。  このような状況に対応するために、関連法規制が次々に整備され、行政組織等も拡充強化され、食品関連産業界においてもそれぞれの立場で、食の安全と安心の確保に向けた対策に力を注いでいるところです。

しかし一方では、農薬混入中国産加工食品による健康被害、カビ毒・農薬汚染米の食品への流用、食品の偽装表示など、食の安全と安心を脅かす事件が相次いで発生し、また、病原微生物による食中毒の発生にも減少が見られていません。

こうした中、食の安全と安心の確保を支えるべき科学技術に対するニーズはますます高まり、食の安全を保証できる科学的対応とリスクコミュニケーション技術の発展にもかってないほど大きな期待がかけられているといえます。

NPO「食の安全と安心を科学する会」は、生活者の食に対する信頼の向上とそれに裏付けられた産業界の健全な発展を期して、食の安全と安心に関わる研究の推進、学術の啓発、科学的情報の提供を通じ、食の安全と安心の確保に向けた取り組みを科学的中立的に支援することをめざしています。

NPO食の安全と安心を科学する会
発起人 局 博一
理事長 山崎 毅

リスクコミュニケーションで食の安全と安心を! | サステナNet
「食の安全と安心の最適化」を目指し、食のリスクコミュニケーションを推進します。
タイトルとURLをコピーしました