★お客様コミュニケーションにおけるアレルゲン
親切表示
カルビーでは従来より特定原材料とそれに準ずるものの個別表示を採用してきましたが、個別表示では製品に入っているアレルゲンが一目で分かりにくいというお声がありました。 そのため2015年4月に施行された食品表示法に対応したパッケージ変更の際、「お客様により分かりやすい表示を」と、製品に入っているアレルゲンが一目で分かるよう親切表示を採用し、原材料表示の下に、パッケージの中で一番目立つように表示しています。 パッケージだけではご不安なお客様には、お客様相談室の専門のスタッフがお客様からのアレルゲンのお問い合わせに対応しています。
★製品群ごとのアレルゲン対策
研究開発本部、マーケティング本部、品質保証本部の協議により「特定原材料(アレルゲン)に関する方針」を策定し、運用しています。これはアレルギー事故を防ぐため、製品カテゴリーごとに使用アレルゲンの共通化などのルールを定めたものです。
また、商品発売時やリニューアル時にもお客様がアレルゲンの異なる既存商品と誤認されないように十分注意を払っています。
★工場でのアレルゲン対策
新規設備導入時には、開発部門が中心となりアレルゲンのコンタミネーションの可能性を検討し、工場は本生産までに「清掃手順書」を作成します。兼用ラインにおいてコンタミの可能性が大きい設備では、そのラインで流れる製品はすべて同じアレルゲンで統一しています。統一できない場合は、専用ラインにするか清掃改善または設備改善等により、アレルゲンが検出されないことを検証の上、製造しています。
製造管理では、生産計画の際に特定原材料を意識した生産順序、つまり特定原材料の少ない製品からの生産を実施しています。工場での製造管理では、原材料管理の見える化、製造中のアレルゲンの見える化、生産計画から味剤と包装フィルムの整合性をチェックし、不整合時にはインターロックが掛かる仕組みを採用しています。
★アレルゲン検査システム
アレルゲン事故を最小限に食い止め、お客様に安心してお召し上がりいただける製品を提供するために原材料及び製品のアレルゲン検査を実施しています。
原材料検査は原料サプライヤーの特定原材料確認漏れ、記入漏れ、交差汚染等の防止を目的としてます。また原材料は検査だけではなく、サプライヤーにおける原料管理状況を書面上と実際の製造工場にて確認しています。
製品検査は生産中の特定原材料コンタミネーションの当面の対策を目的とし、その結果を生産計画に反映しています。