食品表示活用研究会

食品表示活用研究会 会長
天明英之


 食品表示活用研究会は一般社団法人食品表示検定協会が実施する食品表示検定試験の上級試験に合格した上級食品表示診断士の中の有志が集まり、自主的に運営されている食品表示のプロフェッショナルによる研究会で2016年度に発足し、今年で9年目に入っています。初年度は64名であった会員数も2023年度には334名となり、5倍以上となっています。

【目的】
 食品表示活用研究会は
・有識者等を招いての食品表示に関する理解の向上
・会員同士の情報交換の促進による課題解決
・消費者への食品表示ルールの理解・促進
・食品表示に関する調査研究の実施
 などの諸活動を通じて、会員及びその所属組織の発展を図ることにより、我が国の食品表示制度の円滑な運営に寄与することを目的としています。

【活動】
 研究会の活動は、「3つの部会活動」、「全体活動」及び「その他の活動」から成っており、会員の中から自主的に立候補した世話人(2023年度は21名)が中心となり企画・運営を行っています。
<部会活動>

 部会定例会は年3回程度(8月、11月、2月頃)実施しています。 
<全体活動>
 部会活動とは別に会員全体を対象に全体活動を実施しています。
・消費者庁食品表示課との全体意見交換会
・Web勉強会
・関西地区特別定例会
・3部会合同成果発表会
<その他の活動>
・会員への情報共有として研究会の活動を伝えるメールマガジンの発行。
・消費者への食品表示ルールの理解・促進のため、消費者庁の消費者教育ポータルサイトに登録して食品表示の出前講座の実施。(2023年度の実績 2件)
・食品表示に携わる現場の声を行政に伝えるため、消費者庁関係部署と意見交換の実施。

 3部会活動は担当世話人が企画・運営し、全体活動は会長が中心となり世話人全体で企画・運営し、その他の活動は世話人全体で実施しています。そして、食品表示検定協会が事務局として研究会の活動をバックアップする体制を取っています。

【結び】
 食品表示活用研究会の活動も9年目を迎えて会員同士の交流もますます活発になっています。食品表示は消費者と食品事業者を繋ぐ信頼の絆であると共に、食品事業者にとっては他の品質保証分野と同様に非競争領域でもあります。これからも消費者が活用できるような食品表示を目指して活動していきます。

【参考】
「一般社団法人食品表示検定協会 合格後のご案内」
(下部に食品表示活用研究会の活動報告が載っています。)
https://www.shokuhyoji.jp/result/after/

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