特定非営利活動法人食の安全と安心を科学する会(SFSS)理事長
山﨑 毅
Takeshi Yamasaki, DVM, Ph.D.
NPO法人食の安全と安心を科学する会(SFSS:NPO, the Science of Food Safety and Security, Tokyo)は、2011年2月に局博一先生(東京大学名誉教授)を発起人として内閣府の認証を受けて創立しました(その後、東京都管轄に変更)が、設立当初より東京大学大学院農学生命科学研究科附属食の安全研究センターの先生方にご指導・ご助言をいただきながら、「食の安全と安心の最適化」をミッションとして、食のリスクコミュニケーション活動を継続してまいりました。弊会の事業活動が10年以上にわたって展開できているのは、会員の皆様(正会員・賛助会員・名誉会員・協賛社等)のご支援の賜物であり、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
SFSSのNPO法人としての定款・組織概要・前年度の事業報告/収支報告・本年度の事業計画ならびに沿革(これまでの具体的な事業活動等)は、SFSSホームページ(https://nposfss.com/ ➡「食の安全と安心」で検索)の「SFSSとは」のコーナーにてご参照いただければと存じますが、食の安全・安心に係るリスク情報の学術啓発活動の主軸に位置付けてきたのが、年4回発行の季刊誌「食の安全と安心通信」です。
2011年に発行しました創刊号のイメージを右に示しておりますが、SFSSの創立当初に目指したミッションや事業活動は、いまも大きく変わらないことを実感します。本季刊誌はA4見開きで、情報量として多くはありませんが、毎号、食品安全の専門家4人に食のリスクに関する記事をご執筆いただいたことで、この度第50号を迎え、延べ約200名の有識者による論説記事が掲載されたことになります。これまでご寄稿いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
単独の季刊誌による情報量や一般消費者への情報拡散は小さなものだったかもしれませんが、ホームページやSNSもからめて定期的に食のリスク情報を積み上げてきたことで、食のリスクコミュニケーションの発信基地として、SFSSが少しずつ認知されてきたのではないかと期待するところです。その意味でも、本季刊誌のバックナンバーをご参照いただくことで、「食の安全」や「食の安心」に係るこれまでの経緯も学べますので、ご一読いただけましたら幸いです(SFSS季刊誌バックナンバーはこちらのQRコードより)