株式会社OSGコーポレーション

■機能水分野への取組み

水を研究し40余年。機能水の分野において更なる研究と普及、活用範囲の拡大を目指すOSGグループは、大きく飲料水分野と消毒(殺菌)水分野での活動を活発に進めています。その近況をOSG東京大学機能水研究所の竹内正浩氏に取材しました。

≪OSGは水分補給業≫

人間にとって欠かせない水。特に、水分補給が必要となる暑い季節がやってきました。OSGでは医療認可のあるアルカリイオン水に含まれる水素の効果に対し知識強化と顧客への普及活動を強化しており、これによって水分補給の重要性と効果を広めようとしています。定期的に開催されるOSG東京大学機能水研究所の研究員からの社内講習。大学の教授を招いての水素に対する勉強会など。又、一般財団法人機能水研究振興財団やアルカリイオン整水器協議会など学術・業界団体とも連携し、収集した知識や情報を正しく、広く市場へ展開を図っています。この活動は、日本国内だけでなくアジアを中心とした海外にも広げており、4月にはベトナムでもOSGの産業用アルカリイオン水生成装置が増設となりペットボトル入りアルカリイオン水の市場拡大に対応できる状態となりました。これにより、台湾・中国・ベトナムでもペットボトル入りアルカリイオン水が各国の消費者の手に届く様になって来ました。 アルカリイオン水は、電気分解によって生成され、電解時に水素が発生する事から一般的なミネラルウォーターや水道水などと比較し水素含有量も多く、この水素が活性酸素を抑えたり、消去する効果が注目されており、従来の胃腸症状の改善効果以外にもアンチエイジングや運動後の酸化ストレス抑制効果などが研究成果として示されています。 OSGでは、更に水分補給業として研究と普及活動に力を入れ、ご家庭での飲料水、ドラッグストアーやスーパーでのアルカリイオン水自動販売機、空港や公共施設での冷水機、ウォーターサーバーなどを通じ、あらゆるシーンで熱中症対策を始め多くの方々の健康生活のお役に立って参りたいと考えています。

≪衛生管理の場で必要な消毒(殺菌)水≫

OSGでは、従来より飲料・食品工場や病院での殺菌装置の導入を進めてきました。この殺菌水生成装置は、微酸性領域(pH4.5~pH7.0)で次亜塩素酸を主とした殺菌水を生成する装置で、一般細菌から糸状菌、芽胞菌まで効果を示し且つ、作業者や環境に優しい殺菌水です。 現在では、実際に使用する現場での効果拡大・簡便性の向上などを目的とし付帯設備を充実させる事で施設全体のセントラルシステムを構築する事が出来る様になりました。特に、大学や製薬会社の実験動物施設などへの導入が進んでいます。実験動物施設では、研究や検証をする為に実験動物の健康度が検証結果の信憑性や恒常性に直接影響を及ぼす非常に精度の高い衛生管理が必要とされる場所で導入が進んでいます。 又、新たに畜産市場でも2010年に口蹄疫で甚大な被害を受けた宮崎県家畜改良事業団が新たに築く分散農場での導入実績を始め、乳房炎対策や鳥インフルエンザウィルス不活化効果、牛舎や豚舎、厩舎などでの使用方法などを積極的に各大学や動物衛生研究所などとエビデンス獲得の研究を進めています。 従来の薬剤使用と比較し同等以上の効果とリスク回避が期待できる当社の殺菌水を現場で拡大使用できる付帯設備と合わせて市場に供給する為の各種研究を多くの学術関係の先生方の協力も得て進めています。これにより、酪農現場~加工現場~小売店と使用可能範囲を広げる事で最終的には食卓の「食の安全」を更に高いレベルで消費者の皆さんが得られる為のお役に立つ事が出来ればと日々活動をしています。 OSGグループが機能水の分野で更に市場のお役に立つ為の研究や開発、普及拠点として更にOSG東京大学機能水研究所がレベルアップし市場価値の高い組織となる様、今後とも努力して参ります。多くの方々のご協力、よろしくお願い申し上げます。

取材:芦内 裕実

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